2017-02-04(Sat)

弁天さまと御朱印巡り 第12回「大安楽寺」(東京都)

江戸時代、東京の小伝馬町には刑場がありました。
明治初期、この刑場は市ヶ谷に移りましたが、その跡地は処刑場であったことが忌み嫌われ、荒れ果てたままだったそうです。



大僧正山科俊海は、ここに火の玉が飛ぶのを目撃し、慰霊のためお寺を建てました。
新高野山大安楽寺です。



さて、大安楽寺のご本尊は十一面観音像ですが、他に延命地蔵、弁財天も祀っています。



弁財天は、かつて江の島にあった北条政子由来の3体の内のひとつ。
他の2体は江の島神社と、その参道にある旅館「岩本楼」にあります。
大安楽寺の弁財天像は、明治の神仏分離の際に難を逃れて上京しましたが、当時の持ち主が海外に売り払おうとしたところ病に倒れ、家族からも死人が出たことから、大安楽寺に納めたのだと、東京名所図会に記載があるそうです。



何だか恐ろしげな話ではあります。
でも、宝来文庫にとって、江の島の弁天さまは特別な存在。
江の島3姉妹のうちの1体が、東京にいて拝めるのですから、これほど有難いことはありません。
お堂に向かって手を合わせます。薄暗い厨子の中から、弁天さまの鋭い眼光だけがしっかりとこちらを見据えていました。
とても強くて、頼もしい感じの弁天さま。
これは自分の思い込みかもしれませんが、「ああ、間違いなく江の島の弁天さまだ」と感じることが出来ました。
これからは、たびたび来させてもらおう、そう決めて、お寺を後にしたのです。



弁天さまの横には、お使いの蛇も祀られています。
撫でると、厄払いになるのだとか。



本日の弁才天巡礼は、小伝馬町の刑場跡に祀られる、江の島からやってきた弁天さまです。
(そういえば、絵師の嵐山晶さんが拙著「東京弁天」の成功祈願にお参りしてくれたのも大安楽寺でした。きっと、ご縁があるお寺なのでしょう)

ところで、こんなエピソードをひとつ。
いつもの通り、お参りの後、寺務所で御朱印を頂いたのですが、何だか後半が右に寄ってますよね。
後でネットで調べてみると、ここの御朱印は本来、「江戸八臂弁財天」と書かれるみたいです。
なのに、宝来文庫が頂いたのは、「江戸八臂辯才天女」。
あれ? 
御朱印の文面って、そう変わるものなのでしょうか。
たしかに、自分としては「弁財天」より「弁才天」、ただの「天」より「天女」の呼び方が圧倒的に好きなのですが、私の心を読んで書いて下さった訳でもないでしょうし…… 
あと、「女」の字が増えた分、右に寄れてしまったのか?


大安楽寺では御朱印と一緒に御姿もいただけます。
この御姿も写真に収めたのですが、なぜかアップロードしようとするとおかしな黒い線が入って失敗するので、これは公開するなということかと思い、断念しました。

スポンサーサイト
プロフィール

宝来

Author:宝来
大和かたるの同居猫
年齢 9歳
性格 へたれ、人見知り
職業 宝来文庫の看板息子

カレンダー
01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
445位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ファンタジー
12位
アクセスランキングを見る>>
来館者数
お問い合わせメール

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
リンク
QRコード
QR

FC2Ad

Powered by FC2 Blog