2017-06-24(Sat)

三毛あんり展 & 片山穣展

今日は六本木の「湘南台マイギャラリー」に絵の展示を観に行きました。

お目当ては、三毛あんりさんの個展「グライアイ」です。
グライアイとは、ギリシャ神話に登場する魔女の三姉妹で、彼女らには目と歯が一つしかなく、三人でそれを共有しています。
彼女らはペルセウスにその目を奪われ、メデューサの居場所を白状させられた挙句に、それを湖に捨てられてしまうのでした。

今回のあんりさんの個展では、このグライアイをモチーフにした作品が展示されています。




さて、あんりさんとの出会いについてです。
五月の文芸イベントの際に「東京弁天」をお買い求め下さったのですが、何で私の本を知ったのですか、とお訊きしたところ、弁才天に関してネットで調べていて、ということでした。
そう云えば、イベント前に私のツイッターをフォローして下さった方がおられました。
画家の方で、そのアイコンの絵があまりにインパクトが強くて、私もその方のお名前はよく憶えていたのです。
ですが、目の前で本人だと知らされて、正直驚いてしまいました。

画家や作家は、その作品によって人々の記憶に残るのが本筋。
あんりさんの絵には、強烈な個性と自己主張がありますから、一度観たら、そう簡単には忘れられません。
今回のグライアイのように、魔女、女神等を描いた絵をもっと観てみたいです。
きっと、自己流解釈による独自の「象徴的な女性像」を楽しませてくれるのではないでしょうか。




あんりさんの絵が追求する「美」とは女性そのもの(肉体的にも、精神的にも)であるように思えます。
そして、それを見ること、見られることに関する絵画的探究にも、ただならぬものを感じるのです。




きっと将来に向かってコアなファンを獲得していかれることでしょう。
今後の活躍が楽しみな若手アーティストさんの一人です。





さて、同じ会場で開催されていた、もう一つの個展。
新潟出身の臈纈染め作家さん、片山穣さんの展示「Complex animals」です。




とにかく色彩が鮮やか。
ご本人曰く、自分のモチーフはあくまで人間で、動物を借りてはいるものの、今回の絵にこめられたモチーフも人間に繋がるとのことでした。
まあ、人間も動物な訳ですから、そこの峻別はそれほど大事ではないのかもしれません。




むしろ、作者の意図や思想を超えて、純粋に絵として、その暖色の使い方に理屈を超えた魅力があり、ファンタスティックな絵柄も相まって、誰もが安心して入り込める幻想世界を創り上げています。




最初は、自分のイベントに立ち寄ってもらった返礼のつもりでしたが、とても見応えのある良い展示でした。
偶然なのかもしれませんが、作風の全く異なる二人の作家さんが同じスペースで展示をされていたこと。
これも相互作用となって、ギャラリーの空間に奥行きを与えていた気がします。



三毛あんり展
「グライアイ」
片山穣
「Complex animals」
は、本日平成29年6月24日(土)から、7月1日まで。
六本木の「Shonandai MY Gallery」にて開催されています。

〒106-0032
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F
TEL·FAX 03-3403-0103
12:00-19:00(最終日は17:00まで) 
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プロフィール

宝来

Author:宝来
大和かたるの同居猫
年齢 9歳
性格 へたれ、人見知り
職業 宝来文庫の看板息子

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