2014-10-05(Sun)

白き猫・黒き猫 「菱田春草展」

なんとなく好きな画家って、いますよね。
本気でのめって、いろいろ調べたり、頻繁に展示会を追いかけるわけではないけど、街角などで見かけると、「あ、この人の、いいよな」っていう感じの。

宝来文庫にとって、菱田春草はそういう画家のひとりです。
くわしいこと知らないけど、好き。
あの独特の空気表現、ものさびしくさえある景色。心に染みる…

で、菱田春草展、東京国立近代美術館でやっていたのですよ。
チェックしていませんでした。
昨日、新幹線関連と東京駅取材で出たとき、駅のポスターで初めて知ったのです。

もう、出かけたついでですよね。
これも鑑賞して参りました。
(でも、ロケとは何の関係もありません)

で、東京国立近代美術館です。




おお、やってます。
菱田春草展。
宝来文庫にとっては、女神のような美しい女性を描いたり、風景画が素晴らしい人、という印象ですが、やはり、もっと話題になるのは、日本美術界でもっとも有名な猫と云われる「黒き猫」。
今回の展覧会では、「黒き猫」はもちろん、もう一枚の傑作「白き猫」、その他、猫絵が勢ぞろいするとか。おそらく、主催者側としては、一般へのアピールポイントはここでしょう。
宝来文庫も猫ブログである以上、これには乗せられない訳にはいきません。
しかし…




え…
「白き猫」「黒き猫」は期間を分けて(いわゆる展示替えですね)の限定公開!!
いや、別におかしくはないですよ。展示替え、当たり前ですもの。どこでもやってますもの。
でもね、「黒き猫」と「白き猫」を分けるなんて…
アニメ映画を何回も見させて、入場のたびに柄の違うポストカードもらえるみたいな、何と云うか… ああ、消費者として「負けた」感…




ちなみに「白き猫」は10月13日まで。
「黒き猫」は10月15日~11月3日までです。




鑑賞し終わって…
感動しました。
もう、うっすら涙目です。
宝来文庫は格式高い日本画とかよく分からないですけど、理屈を超えた先にある感動…
そして、今まで自分が、よく知りもしないのに、なぜ菱田春草を良いと感じていたかも分かった気がしました。




まずは、メインディッシュの「白き猫」を。
ポスターなどで観た気になってはいけません。これは、もう原画にはりついて十分でも二十分でも食いいるように鑑賞して下さい。
このしっかりした体格の、目が偉そうな猫。なんというか… 頭の黒いぼんぼり模様の筆致が… あまりにも素敵で、素敵すぎて、家に帰って図録で観ても、印刷じゃ、あの微妙な「ぼわあ」が分からない。
ぜひ、ぜひ、会場で原画を観ましょう。
ついでに云うなら、図録で観る限り、「黒き猫」のあごのあたりの毛並みが良さげ。
もう、猫好きなら行くのは義務とさえ云いたいです。



こんなことばっかり書いてると、ただの猫バカと云われそうですね。
その他の作品にも言及しておきます。

宝来文庫の、菱田春草作品に対するイメージ。
空気がうっすら、ぼわ…
ひんやり…
大きな自然の風景。雄大さへの感動より、そこに生きてる命の儚さにグッとくる…
そんな感じです。
専門用語分からないので、きわめて主観的ですが。

この「ぼんやり」感、かつて画壇では「朦朧体」と叩かれたのだそうです…

ちなみに下の絵。
深山に配流されて、一人で暮らす童。そこで彼は不老長寿の仙人になったらしいのですが…
それを踏まえてこの絵を観て、あなたは何をどう感じますか?
このぽつん… とした感じ。心の敏感な部分をぎゅっと掴まれてしまいそうです。



ひとつひとつの絵に感動して、館内をゆっくりゆっくり進むうち、宝来文庫、電気ショックを受けました。
唐突に現れた一枚の絵。
こんな作品があること、知りませんでした…
「弁財天」です。
解説を読めば、菱田春草が新たな技法を学ぶためインドに赴き、その地で描いたもののようです。



明らかに日本女性ではありません。インドの女性です。
しかも現地で描いた訳ですから、これは「弁財天」というよりは、「サラスヴァティ」ですね。
(実際、外国語タイトルはそうなっている)

もう、絵の前でひれ伏したい気持ちでした…
弁天さまは、芸術に突き進む者の前に必ず現れるのですね。


では、恒例のおみやげもの紹介です。

「白き猫」マウスパッド(これで、いつでもマウスで「白き猫」をなでなで可!)




羊羹の入ったきんちゃく袋(柿羊羹美味しい!)




とどめは「白き猫」「黒き猫」のぬいぐるみ!(もう、ぜったい狙ってるよ。狙いすぎだよ…)




美術館の庭にずどーんと展示されている、巨大なこの女性…
アバンギャルドすぎて、宝来文庫にはよく分からんとです。
でも、すごいインパクトで、みんなカメラでパチパチパチ








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プロフィール

宝来

Author:宝来
大和かたるの同居猫
年齢 9歳
性格 へたれ、人見知り
職業 宝来文庫の看板息子

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