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2014-01-02(Thu)

下谷七福神(2014)

今さらですが、宝来文庫の初詣は「七福神巡り」と決まっています。
福神さまをネタに小説など書いているからです。
お願い事をしに行くというよりは、「今年もやります。すみません」と無礼を詫びに行く感じ…

さて、七福神巡りの素晴らしいところは、もりだくさんなところ。
弁天さまをはじめとする7柱の福神さまを一日でお参り出来るのはもちろんの事、それぞれのお寺のご本尊にもお参りできます。つまり、その福神さまがご本尊でない場合、7寺×2柱(仏)で、都合14の神さま(仏さま)。お寺参りのフルコースが楽しめます。




既に都内の七福神はだいたい回りましたから、今年は台東区の「下谷七福神」、3回目のお参りです。
ところで、この下谷七福神コース。けっこう好きなのですよ。
何か距離も比較的短いし、いかにも下町感があるし、おすすめです。

ちなみに宝来文庫は、道すがらでどんなプチ・ラッキーに出会えるか、何匹の野良ネコに出会えるかで、その年の吉凶を占ったりします。

下谷七福神は、メトロ日比谷線の「三ノ輪駅」、「JR鴬谷駅」どちらからでも回れます。
だいたい、ゆっくりでも2時間くらいのお手頃コース。
各寺社でご朱印をもらって、あと、ご尊体(七福神それぞれの人形です。各400円)を集めていくのですが、集めたご尊体を飾る台は、スタート地点になる三ノ輪側「寿永寺」さんか、鴬谷側「元三島神社」さんにしか売っていません。しかも、寿永寺さんのはステージ風、元三島神社さんのは宝船風です。どちらがいいかはお好みで。

さあ、1月1日、元旦。
宝来文庫は三ノ輪側「寿永寺」さんからスタートし、台は最後に「元三島神社」さんで宝船風をゲットする事にします。

1寺め。「寿永寺」さんです。
ここは布袋和尚さまのお寺。


さすがスタート地点のお寺らしく、グッズ類豊富で、お寺の方も感じがいい。
ここでは、今年の干支置物を調達。
左の京ちりめんの白午も可愛いですが、右の宝船に乗った紅白午。良いですね。縁起物感ビシバシです。
じつはコレ、福島県の会津張り子です。「招福丸」という名の、船に見立てたオメデタ張り子ですね。
とにかく、最初のお寺で干支置物ゲット。


2寺めは、恵比寿さまの「飛不動尊正宝院」さん。
10月は日本中の神さまが出雲に出かける(神無月)なのは皆さんもご存知だと思いますが、この期間中、恵比寿さまだけはお留守番。よって、このお寺でも縁日は10月10日となっています。

3寺め。お待ちかねの弁天さま。
ここは朝日弁天と呼ばれていて、芸道富裕結縁の神さまとして知られています。


弁天さま参りを済ませて、境内のテントで福茶をいただき、ぼんやり向かいのテントを見ます。
そこでは、いかにも下町風のお菓子を売っておりました。
別に買う予定はなかったのですが、ふと積まれたお菓子の山のはしっこに、何か気になる「紙モノ」発見。
もしかして、コレ、あれでは…


宝来文庫の勘、ビンゴです。
これは故・赤塚不二夫先生が、下谷七福神用に奉納されたという赤塚・七福神ステッカーじゃないですか!!
たしか2000年頃、七福神巡りを終えた人に配られていた幻のステッカー。今もこのイラストは、パンフやのぼり等では使われていますが、シールはとっくに「在庫なし」で追加印刷もされていなかったはず…
各寺社からは姿を消しても、地元のお菓子業者さんが持ってたってこと…?

さっそく訊いてみたら、「お菓子1000円以上買ったらあげるよ」とのこと。
やりました!!
ゲットです!!

大黒さまが「バカボン」で、弁天さまは「秘密のアッコちゃん」ですね。
ちなみにバカボンとは、サンスクリット語で、「煩悩を超越した徳のある人」の意味だそうです。
ちょっとしたトリビア…


4寺め。毘沙門さまの「法昌寺」さんです。
毘沙門さまといえば、戦勝、必勝開運の神さま。
ちなみにこのお寺は、1985年に亡くなったプロボクサーの故・たこ八郎氏の菩提寺です。
今も境内には、「たこ地蔵」が祀られています。


お寺の入口左側に、とても美しい救世観音さまもおられます。
そのお堂のわきには、一本の寒桜。
一瞬、時間が止まったような… ちょっと不思議な感覚でした。


さあっ! 次、行ってみましょう!!
5寺め。「英信寺」さんは、大黒さまのお寺です。
でも、ただの大黒さまではありません。弁天さま、毘沙門さまと合体した「三面大黒さま」です。
宝来文庫が今年の七福神巡りを、下谷にした理由のひとつが、この三面大黒さま。

著書を読んでいる方ならお分かりいただけると思いますが、2013年は、「アヤメさま、宝船に乗る」という作品一本が大和の大仕事でした。その執筆が終わってからも、続編やスピンアウト作品の執筆のため、いろいろと世界観を広げていく作業をしていたのです。
で、その「アヤメさま…」の中で、弁天さまはともかく、毘沙門さま、大黒さまを脇キャラとして扱いながら、けっこう自由に描かせてもらったので、「お詫び」と「感謝」を告げたかったのでした。


今後、このシリーズが続いていきますように、と御影をいただいて来ます。


で、お参りの後、おそらく大黒さま、弁天さま、毘沙門さま3柱のもの、という意味でしょう。
3つの守り鈴が配られました。


6寺め。福禄寿さまの「入谷鬼子母神」さんです。
名前の通り、鬼子母神さまのお寺です。
朝顔市でも有名ですよね。


ここで、面白いものを見つけました。
お守りなんですけど、このひょうたんを覗くと…
そう。よく地方の温泉や観光地で売ってる、のぞきひょうたんです。
中身はエッチな写真の場合も多いですが、もちろん、これはお守りですから、宝船に乗った七福神の絵が見えます。しかも、ちゃんと「下谷七福神」という名前まで見えます。
これは、いいオリジナル・グッズ(お守りだって!)ですね。


さて、いよいよ最後。
下谷七福神中、唯一の神社、「元三島神社」さんです。
なぜかラブホテル街にあるのが不思議な感じ…


はい、今年の七福神巡り、終了ー!


ちゃんとご尊体も7体揃いました。最後の「元三島神社」さんで宝船買って、完成です。


お腹すいたので、開いていた台湾料理屋さんでランチ。


七福神巡りが終わったら、今度は普通の「初詣」のため、
愛宕神社へ向かいます。
まず鴬谷駅に出て…


上野公園を抜けます。
元旦は上野動物園はお休み。


わりと閑散としてます。


上野駅からメトロ日比谷線に乗って、神谷町にGO!
愛宕神社です。
ここで、その年のミニ干支羽子板を買って帰ります。
弁天さまもおられるので、弁天守りも毎年更新しています。
(天界アイドルの追っかけもけっこう大変なのですよ…)


今年の羽子板です。


過去の6枚。コンプリまであと5年…


愛宕神社を出て、ようやく元旦のおつとめ終了。
ご飯を食べるため、六本木に出ます。


ペットショップがあったので、留守番の宝来にお土産を買うことにしました。


あまり見たことのないオモチャ。
ちゃんと遊んでくれるんだろーな



夕食は六本木の「モティ」。
お店の前に立っていたら、帰り際のバイト君(?)が「美味しいですよ。食べていって下さい」と10%オフのチラシをくれました。

野菜のターリーに…
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タンドリーのターリー
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お値段ははりましたが、どれも濃厚で美味でした。
ここんとこ、ご近所味のカレーしか食べてなかったので、ちょっと感激。
帰り際には、新年だからでしょうか。インドのスカーフがプレゼントされました。
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最後に、ヒルズ名物「ママン」の向こうに、東京タワーを見ました。


今年一年、良い年になりますように…











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プロフィール

宝来

Author:宝来
大和かたるの同居猫
年齢 15歳
性格 へたれ、人見知り
職業 宝来文庫の看板息子

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