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2017-07-22(Sat)

妖店通り商店街2017

いやあ、暑いですね。
7月22日の土曜日、今日は、谷中ミストの会として3回目となる妖店通り商店街への出展です。

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今年も、この日に合わせて出しました「ミスコレ!2017」!
そろそろネタ切れかと噂されつつ、実際、編集会議でも「一回休もうか?」などの声も聞かれました。
そこを「いや、ダメです。継続は力なりです」と説得しての第4巻発行。
最初は、「無理やり作ってるから、質は落ちるだろーな」と危惧したのですが、いざ始まってみるとまだまだ出て来る、出て来る。メンバーの体験談はもちろんのこと、ゲスト参加希望の方も来てくれて、結果として、不思議話集としては今まででも屈指の出来に仕上がったのではないかと自負しております。



ところで、私、大和かたるが今回投稿したのは一本のみ。
「吉原弁天」というエピソードなのですが、要は、ひと気のない神社で、風もないのに風鈴が鳴ったというだけの話で、不思議話としてはとても弱いです。「そんなの気のせい」「じつは微かに風、吹いてたんだよ」と云われたらそれまでですから。
これについて打ち上げ時に話していたら、〈見える体質〉のあるメンバーが、「その話、前に聞いたとき、鳥肌が出たんですよ。今も、ほら」と浴衣の袖をめくる。彼女の腕には、私が「うわっ」て云うくらいびっしり鳥肌がたっていました。そして、彼女曰く「その話、ヤバイです。前に大和さんがミスト会で話した途端、部屋の窓の外に、首から上のない着物姿の女の子が立ちましたから」。
「え、そうだったの???」
「私、云いましたよ」
「うそ、憶えてない……」
その子の着物の柄は普通の子供が着るような物と違っていて、かむろ(遊女の世話係の子供)のようだったそうです。ただ、もしその子が鈴を鳴らした本人だとしても、あの時、鈴の音は、私に対して好意的だった印象でした。
ちなみに以前、そのメンバーが、私に寄り添っているのを見たという青い袖の女の子(通称、青袖ちゃん。詳しくは私の本「青い袖」を読んで下さい)と同一人物ではないのと訊くと、それは違うとのことでした。
ただの〈弱い〉体験談だと思っていた「吉原弁天」ですが、まあ、そんなガチ要素があったらしいです。
私自身は、この話に尾ひれをつけるつもりはないし、(彼女が弁天池の犠牲者だったとして)心から冥福と来世での幸福を祈るばかりです。私が「吉原弁天」を書いた動機も、あんな悲惨な事件の跡地なのに、そこで聞こえた鈴の音が、とても穏やかだったこと、そこに「救い」を求めたいからです。
これからミスコレ2017を手に取られる方々も、そういう気持ちでお読みいただければ幸いです。

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当日、足を運んで下さった方々、有難うございました。
来年も出展予定ですので、よろしくお願いします。

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暑い中、頑張ってくれた谷中ミストの会「青き三人娘」。
今度はちゃんとクーラー効いた部屋でミスト会やりましょうね。

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あと、話題としては、各メンバーの家に眠っていたバックナンバーを持ち寄って店に並べたのですが、これら、見事に完売しました。幻の「ミスコレ!」第1巻の最後の5冊も無くなって、いま、在庫があるのは本部にある2016、2017のみです。



おまけ
「暑いのによくやるよ」
(お前もナ)
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2017-07-20(Thu)

7月22日(土)妖店通り商店街に出店します!

暑中お見舞い申し上げます。

東京の夏の新定番イベント、谷中の妖店通り商店街が今年も開催されます!
谷中ミストの会が参加するのもこれで3回目。
今年も、このイベントに合わせて製作している「ミスコレ!2017」を初売りします。

今年の表紙は、西宮ひるこさんが担当。
1~3巻までの担当、枝さんは、商業媒体で連載を持つまでに出世してくれたので、妹分のひるこさんにバトンタッチです。



今回の執筆陣は、大和かたる、夜海月亭ちーず。、真乃晴花、寿ちま、梅川もも、西宮ひるこの布陣の他、1巻以来、お休みしていた天月翔子が復帰。また、ゲストとしてつやつやみお、森下要、が初参加です。
お稲荷さんの不思議や生まれてくる前の記憶、他所の土地で暴れ回るご先祖さまなど、いつもより不思議成分アップの自信作ですよ~



それでは、7月22日(土)、妖店通り商店街でお会いしましょう。
イベントの詳細は、妖店通り商店街のホームページでチェック!



あと、今回、メンバーの家に眠っていた幻の「ミスコレ!」第1巻が数冊のみ店頭に並びます。
全巻がテーブルに並ぶのはおそらく今回が最後。
いつも「1巻はないの?」と訊かれるのですが、再販の予定はありません。
1巻未入手の方にはラスト・チャンスです!




2017-06-24(Sat)

三毛あんり展 & 片山穣展

今日は六本木の「湘南台マイギャラリー」に絵の展示を観に行きました。

お目当ては、三毛あんりさんの個展「グライアイ」です。
グライアイとは、ギリシャ神話に登場する魔女の三姉妹で、彼女らには目と歯が一つしかなく、三人でそれを共有しています。
彼女らはペルセウスにその目を奪われ、メデューサの居場所を白状させられた挙句に、それを湖に捨てられてしまうのでした。

今回のあんりさんの個展では、このグライアイをモチーフにした作品が展示されています。




さて、あんりさんとの出会いについてです。
五月の文芸イベントの際に「東京弁天」をお買い求め下さったのですが、何で私の本を知ったのですか、とお訊きしたところ、弁才天に関してネットで調べていて、ということでした。
そう云えば、イベント前に私のツイッターをフォローして下さった方がおられました。
画家の方で、そのアイコンの絵があまりにインパクトが強くて、私もその方のお名前はよく憶えていたのです。
ですが、目の前で本人だと知らされて、正直驚いてしまいました。

画家や作家は、その作品によって人々の記憶に残るのが本筋。
あんりさんの絵には、強烈な個性と自己主張がありますから、一度観たら、そう簡単には忘れられません。
今回のグライアイのように、魔女、女神等を描いた絵をもっと観てみたいです。
きっと、自己流解釈による独自の「象徴的な女性像」を楽しませてくれるのではないでしょうか。




あんりさんの絵が追求する「美」とは女性そのもの(肉体的にも、精神的にも)であるように思えます。
そして、それを見ること、見られることに関する絵画的探究にも、ただならぬものを感じるのです。




きっと将来に向かってコアなファンを獲得していかれることでしょう。
今後の活躍が楽しみな若手アーティストさんの一人です。





さて、同じ会場で開催されていた、もう一つの個展。
新潟出身の臈纈染め作家さん、片山穣さんの展示「Complex animals」です。




とにかく色彩が鮮やか。
ご本人曰く、自分のモチーフはあくまで人間で、動物を借りてはいるものの、今回の絵にこめられたモチーフも人間に繋がるとのことでした。
まあ、人間も動物な訳ですから、そこの峻別はそれほど大事ではないのかもしれません。




むしろ、作者の意図や思想を超えて、純粋に絵として、その暖色の使い方に理屈を超えた魅力があり、ファンタスティックな絵柄も相まって、誰もが安心して入り込める幻想世界を創り上げています。




最初は、自分のイベントに立ち寄ってもらった返礼のつもりでしたが、とても見応えのある良い展示でした。
偶然なのかもしれませんが、作風の全く異なる二人の作家さんが同じスペースで展示をされていたこと。
これも相互作用となって、ギャラリーの空間に奥行きを与えていた気がします。



三毛あんり展
「グライアイ」
片山穣
「Complex animals」
は、本日平成29年6月24日(土)から、7月1日まで。
六本木の「Shonandai MY Gallery」にて開催されています。

〒106-0032
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F
TEL·FAX 03-3403-0103
12:00-19:00(最終日は17:00まで) 

2017-06-11(Sun)

弁天さまと御朱印巡り 第14回「中島弁財天」(東京都)

今日、2017年6月11日は、60日に一度の「己巳の日」。
多くの神社仏閣では、弁天像のご開帳などが行われました。
この「己巳の日」が土曜、日曜にあたるのは稀ですので、今日は丸一日、弁天さま巡礼です。

まずは浅草寺。
ここの弁天堂、いつ行っても扉が閉まってますよね。中には関東三弁天に数えられる老女弁天像が祀られていますので、この法要を本日のメインにして朝から出かけました。

その後は、吉原弁天です。
じつは、今、谷中ミストの会の最新刊「ミスコレ! 2017」を製作中でして、今回、私は吉原弁天さまのエピソードを掲載しますので、ご挨拶を兼ねて……

で、最後はどこにするか。
考えた末、荒川区の中島弁天さまに初参拝することにしました。

というわけで、今回の記事は中島弁天さまの御紹介です。


三ノ輪の商店街、ジョイフル三ノ輪。
いきなり、いい感じの下町ですね。



この商店街が、弁天さまを祀っているのです。
その名も中島弁天。
2012年11月から、弁天さまを商店街の「顔」として前面に出しています。
毎月11日が弁天さまの日なのだとか。



セールもやるのですが、このチラシがまた何とも味わい深いのですよ。



さて、商店街を北に抜けたところに中島弁天さまはおられます。
地元商店街が祀っている…… というと、どこかで新しい像を調達して祀っているのでは、と思いがちですが、中島弁天さまは意外にも歴史が深い。
じつは江戸時代からあるお像です。
かつてこの商店街一帯は武家屋敷であったそうで、その敷地内に弁天池があり、そこに立っていたのだとか。
その後、大正時代にこの地に弁天湯という銭湯が出来まして、行先を失っていた弁天像は、この女湯の脱衣所の庭に住処を移します。
弁天湯はながく続き、都内でも最古の銭湯として有名でしたが、2011年3月11日、東日本大震災の被災がもとで90年の寿命を終え、廃業しました。
その後、商店街が像を引き継ぎ、弁天さまは武家屋敷→銭湯の女湯→商店街の守護神として、第3の人生(神生?)を歩みはじめたのです。
(それまで、銭湯に通う女性しか拝めなかったのが、ようやく庶民の男性にも拝めるようになりました)



間近で見ると、観音さまのようなお顔の、とても美しい弁天さまでした。
琵琶のところに、ちょこんと「あずきキャラメル」の箱がのっているのが可愛らしい。

日本において、弁天さまは最初、鎮護国家の女神として祀られましたが、本当の意味で日本人の心の女神となっていくのは江戸時代くらいから。庶民的で心優しい女神として、民衆信仰が始まってからです。
立派なお寺で、荘厳に祀られる弁天さまももちろん素敵ですが、こんなふうに路傍にたたずむ弁天さまもいいですね。



商店街の和菓子屋さんで、オリジナルのお菓子を見つけました。
「立花家」さんの弁天焼き「さら」。
「さら」はサラスヴァティーの「さら」です。
この「さら」、キャラクターの設定まで作りこまれていまして……
引用してみましょう。

誕 生 日 : 4月8日 弁天池で生まれる。
特    技 : 琵琶。跳べるけど、高い所は苦手……
好きな物  : ヘビ、水
性    格 : 七福神の一人に二度も舟から落とされそうになり「疑心暗鬼」

とくに最後が謎ですが、これはお土産にしないといけませんね!



抹茶、こしあん、練乳の3つの味があって、なかなか美味しいです。

2017-05-06(Sat)

コミティア120

コミティア120、無事に終了しました。

今回は大和かたるのライフワーク、「弁天さまを再びスターダムに!」計画の一環として、<江戸六弁天おみくじ>の無料配布を用意しておりましたので、結構真剣です。
前日夜まで草案の推敲をつづけ、完成後は神棚に祈願した上での出陣となりました。

果たして、結果はいかに??



やっぱり、なかなかお客さん来ません。
12時頃には退屈してふらふらと他のブース見学に出かけます。
すると、イラスト島で、中国チックな神さまイラストを売っているブースが目に入りました。
『弁天さま、いるかな?』
自他ともに認める弁天馬鹿の私ですから、それだけ確認したかったのですが、あまりにマジマジと見ているものだから、ブース主さんらしき女性に話しかけられてしまいました。
でも、日本語ではありません。
もちろん、発言内容も理解できません。

「彼らは台湾から来ました。これらは台湾の神さまのイラストです」
横にいた通訳の若い日本人男性が教えてくれます。
「あの、弁天さま、います?」
この後に及んで、まだ弁天さまのことしか頭にない私。通訳の男性が、質問を彼女に伝えます。
異国のイラストレーター嬢が、「コレです」云わんばかりに一枚の絵を指差しました。

それが、下の絵。



おい、ちょっと待て。
これ、オッサンじゃないか。
ヒゲ生えてっぞ。

何かの間違いじゃないかと通訳氏を通じて抗議しましたが、イラストレーター嬢は、台湾では弁天さまは男だと譲りません。
つまり、そういう事なのでしょう。
台湾では、弁天さまは男。
これ、トリビアですね。

ちなみに、可愛い女神さまもいましたので、「この神さまは?」と訊くと、航海の安全を見守る海の女神、とのこと。
おお、つまり台湾版のイチキシマヒメ(弁天さまと習合された女神)という訳ですね。

何でこういうイラストを描くのか? と質問したら、「台湾の若い人に、自国の神さまにもっと親しんでもらいたい」とのことでした。

あ、この人、同志だ……

オッサン弁天と、台湾版イチキシマヒメ、お買い上げしました。



その後、通訳氏とイラストレーター嬢、二人で私のブースにまで来てくれました。
そして、「東京弁天」が一冊、お嫁入りしました。
日本語は読めない(まだ勉強中)ということでしたが、はじめて自分の本が海を越えて旅立つ訳ですから、私は「ちゃんと台湾に連れて帰ってやって下さい。そして、大事に持ち続けて下さい」と、娘を嫁にやる父親の気持ちでお願いしました。

記念に、こちらが買った台湾神さまの台座にサインを入れてもらいます。



まあ、そんなこんなでブースは騒がしかったのですが、私が休憩に立った時、となりのブースを手伝っていた若い女性が家人に声をかけてきたそうです。
どうやら、自分も興味があるということらしく……

彼女も「東京弁天」を買ってくれました。
聞けば、江ノ島弁天の地元に住む人らしく、昔から江の島神社に親しんでいるとのこと。
つい興奮して、また弁天トークを始めてしまいましたが、ご清聴いただき、本当に有難うございました。
これも何かのご縁と感謝しています。




閉会後、気分が良いので日比谷の「おいしいカレー工房ひつじ屋」で夕食。



「六弁天おみくじ」も無事に配布できました。
明日の文フリ東京でも同じものを配布しますので、ご興味がおありの方はよろしくお願いします。
プロフィール

宝来

Author:宝来
大和かたるの同居猫
年齢 9歳
性格 へたれ、人見知り
職業 宝来文庫の看板息子

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